スタプレ通信 Vol.1 2021 Spring より

新時代の学び「GIGAスクール構想」って何?

GIGAスクール構想から考えるこれからの教育

プログラミング講師が感じる実情

こんにちは、STAR Programming SCHOOLの道下です。

プログラミング講師として、身近に感じるGIGAスクール構想の波を、きょうは言葉にしていきたいと思います!

令和の学習スタイルとは?

令和の時代に突入し、子どもたちを教えていて、学びの形が確実に変わっていることを感じます。

それは、変化の大きい世の中に対応するため。5年前、10年前の常識が、あっという間に時代遅れになることを、皆様も体験しているのではないでしょうか。教育は、かつての暗記型―詰め込み教育から、情報活用型へ、徐々に変わってきています。

これまでは情報そのものの暗記が必要とされてきましたが、その情報がどこに書かれていたのか、現在は正しい情報なのか、これを着実に調べられる技術を身に着けていきます。例えば、関ヶ原の戦いが1600年に起きたことを丸ごと覚えるのではなく、関ヶ原の戦いについて詳細なことが書いてある場所を覚えておき、自由に引き出すイメージです。

これによって、子どもたちは、より手軽に、効率的に、情報体系を脳内に構築できるようになります。

GIGAスクール構想

GIGAスクール構想は、小学生のうちから子どもたち1人に1台の端末とインターネット環境を用意し、一人一人に合ったより適切な学習の提供を目指しています。

これまでの教室単位の集合学習は、基本的にカリキュラムに沿って一円に学習を進めていくもので、ついていけない子どもの理解度に合わせることができない課題がありました。

しかし、タブレットやパソコンを利用すると、個別で問題の難易度を変えたり、同時に別々の内容を学習できたりと、より繊細な教育が実現できます。

ほかにも、海外の学校との国際交流や、英会話のビデオ通話など、場所を移動するコストを省いた教育も実現可能です。

さらに、動画編集やデジタルペイントなど、これまでは専門職とされていたものに、身近に触れられるようになることから、スキルの幅も広がる気がしますね。

こんな効果が期待されています!

また、子どもに端末が配られることで、様々な副次効果が生じることも予想されます。

たとえば、学校図書の格差解決です。都市部と地方では、図書室の蔵書数が異なるのですが、その差をなくすことが、電子書籍によってできる可能性があります。

2月24日の日本電子出版協会による提言によると、文部科学省は、学級の数により、小学校の図書室の蔵書数の標準を定めています。これは、離島、中山間地域等の地理的条件によって児童数の少ない学校は、都市部の児童たちに比べ、読書機会が少なくなってしまうということです。

この機会の不平等を、全国一律で5万点の書籍をクラウド保存し、電子書籍で提供することで解決できるのではないかと訴えています。

たくさんの良質な文章に触れる機会も、GIGAスクール構想の影響によってもたらされる日も近いのかもしれません。

GIGAスクールの課題とプログラミング

GIGAスクール構想は、コロナ禍の中で前倒しにされ、2020年度中に1人1台の端末を整備するとしていて、周りの保護者からも、子どもが学校からパソコンを持って帰ってきたなどの声をしばしば耳にするようになりました。

一方で、子どもたちから学校でプログラミングをやったよ!という声も一時聴きましたが、日を置いて再び聞くと、まだまだ1回だけで、体系的にプログラミングを学んでいるという声は聴いていません。

これは、去年プログラミングは必修化されたものの、算数や理科など既存教科の中にプログラミング教育を一部組み込んだだけで、「プログラミング」という教科が新たに作られたわけではないからです。

ここには、学校側の指導体制を段階的に整えていこうという、文部科学省の意図があります。 すなわち、教員の体制が整い次第、学習がプログラミング学習は本格化していくでしょう。 その時、タイピングなど機器を扱うためのスキルをどこまで身に着けているかが学習効率に直結します。

教室では、STAR Programming SCHOOL・パソコン市民講座の教材、どちらも学ぶことができます。プログラミングに加えて、タイピングやOfficeなどのソフトも学習することができますので、お気軽に問い合わせください。

2025年には大学入学共通テストに、情報科目の設立も決まっています。 子どものうちからタブレットやパソコンを活用して、効率の良い情報収集を行えるようになっておくことが、新時代を生き抜く力ではないでしょうか。



【参考】

文部科学省・GIGAスクール構想の実現について
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

日本電子出版協会・プレスリリースとオピニオン
https://www.jepa.or.jp/pressrelease/20210224b/


当記事は「スタプレ通信」Vol.1のこの部分のフルバージョンです。